2017.7.19
傘の中でも便利な日傘兼用
寒い冬が終わり、ようやくホッとしたかと思うと、
途端に太陽の日差しが気になる季節がやってきます。
今や女性にとって、夏冬問わず日焼け止めクリームを塗ることは
アンチエイジングの常識になりましたが、もうひとつ紫外線を防ぐ強い味方があります。
それが日傘兼用傘です。
雨の日はもちろん太陽が気になる日にも使えることから、
最近では女性のみならず男性にも人気が高まってきていますね。
日傘兼用傘の需要が急激に高まったのは、
紫外線が老化の主な原因のひとつという研究結果が発表されてからですが、
日傘兼用傘は折りたたみになっていることが多い為、鞄の中に放りこんでおけば、
急な雨にも困ることがありません。
数ある傘の中でもいつでもどこでも使える非常に便利なものだといえるでしょう。
ですが、UVカット効果のある日傘兼用傘の仕組みは意外に知られていません。
なぜ日傘兼用傘にそのような効果があるのでしょうか。
その秘密は意外に簡単です。
傘の表面に紫外線の透過率を低くするコーティング材を吹き付けるか、
傘の素材用繊維に紫外線を吸収させるか、あるいは、
その双方を絶妙に組み合わせるかで、UVカット率を大幅に上げるわけです。
ところが、最近注目されているのが、
ナノメタルコーティングという技術を活かした日傘兼用傘です。
この技術は、真空内の電界・磁界を利用して高密度のプラズマ放電を作り、
イオン化されたガスイオンに対象物が衝突します。
その衝撃で対象素材が原子状に叩き出されて布に付着するのですが、
従来品に比べ、UVカット率の高さは驚くべきものです。
黒の場合カット率約99.7%、茶色でも約99.1%といずれも高く、
傘業界のみならず、美容業界でもアンチエイジングの救世主と注目されているのです。
しかも熱吸収もしますから傘の温度は高くなっても、
傘をさす人間の温度はむしろ低くなる効果も兼ね備えているのです。
もはや日傘兼用傘はただ雨や日差しを防ぐだけのものではなく、
最先端技術を用いたお洒落なアイテムなのです。